広島県三原市の主な金融機関は、広島銀行、中国銀行、もみじ銀行、しまなみ信用金庫、ゆうちょ銀行がありますが、この記事では、もみじ銀行の相続手続きについて解説します。
（記事作成：令和4年8月）
もみじ銀行の場合は、銀行の口座で手続きを行っておらず、すべて郵送手続きになります。
場所の制約はなくなりますが、他の銀行と比較して手続き完了までに時間がかかります。
どこの銀行でも同じですが、銀行は、よっぽどの有名人でもない限り、被相続人が亡くなったことを知りません。
したがって、相続手続きのため、銀行に連絡を取ったとき、または窓口に出向いた時に、銀行は口座名義人が亡くなったを知ることになります。
そして、銀行が口座名義人が亡くなったことが分かったときにその口座は凍結されます。
もし、公共料金の引き落としに使っている口座であれば、凍結される前に引き落とし口座を変更しておいた方がいいでしょう。
また、葬儀費用や、医療費等必要な金額を凍結前に引き出しておいてもいいかもしれません。
一般的な相続手続き全体の流れに関しては次の記事で解説していますで、併せてお読みください。
また、他の銀行については、以下それぞれ記事をまとめています。ご参考まで。
もみじ銀行 相続センターへ電話連絡
もみじ銀行の相続手続きは、窓口で受け付けてはおらず、すべて郵送での手続きになります。
電話か若しくはインターネットのどちらかを選べますが、ここでは電話の場合を説明します。
連絡先は次のとおりです。
| もみじ銀行相続センター |
| 電話（フリーダイヤル）０１２０－００１－８３８ |
被相続人、代表相続人の氏名等を伝え、残高証明書の発行を依頼します。
数日後、残高証明依頼書、未払利息計算書発行依頼書、相続手続きに関する書類が郵送で送られてきます。
残高証明書発行依頼
届いた残高証明依頼書、未払利息計算書発行依頼書に必要事項を記載します。
記入方法を説明した書類も同封されていますので、それを参考にして記入します。
依頼書とともに次の書類をもみじ銀行相続センターへ郵送します。（郵送用の封筒も同封されています）
-
- 戸籍謄本（被相続人の出生から死亡までのもの、および代表相続人の現在のもの）または法定相続情報一覧図
- 印鑑登録証明書（代表相続人のもの）
- 代表相続人本人確認資料（運転免許証等のコピー）
書類に不備がなければ、およそ2週間程度で残高証明書等が届きます。ちょっと時間がかかります。
また、戸籍や印鑑証明の原本も返却されます。
戸籍の収集に関して、次の記事で解説していますので、合わせてお読みいただければ幸いです。
相続届提出
遺産分割協議書を準備して、相続届を提出します。
最初に電話連絡してから届いた書類の中に相続届も同封されています。
記入方法の説明も同封されていますので、それに従い記入していきます。
相続届とともに次の書類をもみじ銀行相続センターへ郵送します。
-
- 戸籍（被相続人の出生から死亡までのもの、およびすべての相続人の現在のもの）または法定相続情報一覧図
- 相続人全員の印鑑登録証明書
- 被相続人名義の解約する口座の預金通帳、証書、キャッシュカード
- 依頼者（代表相続人）の本人確認書類（運転免許証等のコピー）
- 遺産分割協議書
郵送後、およそ２－３週間で口座の解約、指定口座への振り込みが完了し、相続手続完了のお知らせが郵送で届きます。
また、戸籍や印鑑証明、遺産分割協議書の原本、通帳等は返却されます。
上記のとおりもみじ銀行の場合は、他の銀行と比較して、ちょっと時間がかかります。（他の銀行は数日から1週間程度）
もみじ銀行の場合は、一度も銀行の窓口へ行く必要がないため、仕事があってもわざわざ休暇を取る必要もなく手続きを進めることはできます。
ただし、慣れない書類を書いたり、郵送の手配をしたりと面倒なことには変わりありません。
当事務所では、相続人の代理人として、銀行の相続手続きを代理することができますので、ご依頼いただければ、面倒な作業から解放されます。
是非ご活用ください。
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